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爪の灯

括目せよ!30代独身男のリアル!!女子よ、現実を知れ!!!

思考停止で万年筆!~初心者必読の構え!~→万年筆はこう買えば失敗しない。(2016/5/14リライト)

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 万年筆初めて3ヶ月くらい。既に10万くらい使ったこの私が!自分と同じ初心者へ贈る、万年筆選びの決定版!という記事。

 

 個別レビュー書きました→万年筆 カテゴリーの記事一覧 - 爪の灯

 

 【このエントリの趣旨と対象者】

 万年筆で遊んでみたいけど、情報が多すぎて何を選んだら良いのか迷っている人!に対してこのエントリで紹介する通りに買えばいいんじゃね?というもの。というわけで、万年筆それ自体の構造やら仕様やらには深く切り込みません。あと、当エントリでの万年筆の扱いは、実用道具としての考えは比率として低いです。なぜなら、所謂(いわゆる)「書き味」などというものは感覚によるところが大きく、なんとなくでしか伝えられないからです。月並みですが、経験しないと理解できない項目に思います。あと、利便性ではボールペンには敵わない。特に会社で使う文房具としては。今これを読んでいる人で「筆記具に困っている人」は居ませんでしょう?よって、所有するメリットとして「ファッション性」、もっと言うと「万年筆常用している俺カッケェ」という部分に重きをおいております。

 

 【段階を踏んでいきましょう】

 筆者が選んだ至高の3本を紹介します。徐々に難易度(金額的な)が上がっていくと思っていただいて結構です。

 

 【拙者が決めるが、貴卿も決めよ!】

 読んで字のごとくです。「初心者用万年筆」で検索すれば分かりますが、ごまんと出てきます。で、そのなかから1本を選びきれないという人の背中を突き落とす勢いで押すのが趣旨でありますので、こっちが良いという好みが有るならば、その好みにしたがって進めるべきです。あくまで選び方の基準としての一助となれば。

 

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 【1本目、<入門> LAMY サファリ 黄軸 EFニブ】

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 1本目はコレ。コレ以外認めない!軸色は黄色。字幅は極細(EF)。まずコレを買うべき。ファッション万年筆として。とはいえ、道具としても優秀。だらだら語っていきましょうか。

 

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 まずはお値段。上手に買えば3千円以内で買える。所有感も優秀。デザインが良い上に、憧れの舶来万年筆(ドイツ)である。メディアへの露出が大きいことも理由の一つ。その露出の多さゆえの情報量の多さ。情報量の多さなら全ての万年筆の中でも最大なんじゃないかな?というレベル。そして、肝心要の定番足りる性能の高さ。万年筆に興味があるという前提ならば、最早買わない理由が無いレベル。

 

 お試しでブルーインク(使いきりタイプ)が入っているので、まず、このインクを使いきれるかを試すといい。次のステップへは最低限、このインクを使い切ってから進めること。ちなみに、これが『カートリッジ式』である。

 

 要するに「万年筆というツール自体を普段使いとして生活に取り込めるか」を図る試金石としての役割を期待するものである。

 

 この用途だと、キャップが嵌合式(ねじ式じゃなくパッチンとはめるタイプ)なのも強力なメリットである。主に電話対応時のメモ用途を想定すると特に。あと、鉄ペンである事もメリット。だいたい、ボールペンからの持ち替えになるだろうから、固めのペン先だと違和感が少ない。筆圧不要な万年筆独特の筆記方法を学び、続く金ペンに備える訓練にもなる。字幅は極細(EF)。最初の1本ならコレしかない。極細とはいいつつも、舶来の極細だと、特にコレだと実体験として、国産の中字(M)くらいの太さがあるため、細すぎて困ることが無く、尚且つ、ある程度の字幅が確保できるいい塩梅になる。

 

 インクを使い切れたら次のステップに進む。同ラミーブランドの「ブルーブラック」のインク(瓶、びん、壜)を買ってみよう。まずはこれ。この色。あわせてコンバータも買う。下記写真の本体に装着した赤いヤツ。ここまで買っても買い方次第で本体含めて5千円でおさまる。

 

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 時間経過で変色する(青→黒)インクで万年筆で筆記することの醍醐味を味わいつつ、初期装備のブルーからの入れ替えになるので強制的にペン先の洗浄が学べる。インクの吸い取り紙がついてくるので、こういう便利アイテムがあることが学べる。

 

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 また、びんの形が優秀であり、空いた後もとっておくと、他のボトルインクのインク残量が少なくなったときに役立つかもしれない。

 

 本体カラー(軸色)も豊富であり、限定色などもある。好きな色選べばいいと思うけど、上述の通り、迷うなら黄色を。いい意味で質感がチープゆえ、高級感を目指したカラーよりも、チープ感を強調するカラーのほうが見栄えが良い。また、黒軸や青軸、赤軸なんかは本数が増えてくると当たる(かぶる)可能性が高い為、こういう色を楽しめる良い機会だと思うからだ。10万のペンを買おうとしたときに、黒軸と黄色軸が並んでいたら・・・・・・黒軸手に取ってしまうでしょう?

 

 クリップも優秀で、どこにでもつけられる。ペンシース(ペンケース)とか後でいいから、裸でかばんの仕切り部分にでもさしておけば良い。ペン先が上に向く状態になるので、自然と適した状態での収納になる。強制的に正しい持ち方になるガイド(三角形の首軸)もナイス。まさに「いつでもどこでも」な1本であり、初期の「慣れ」に対して最適な1本であると断言する。

 

 尚、これをきっかけとして万年筆にはまった場合、おそらく本数が増えていくと思うけど、この1本が無駄になることはまずない。その気安さ、扱いやすさ(値段的にも)から、黒、青といったスタンダードカラー以外のインクを吸入され、色ペンとして第二の人生を歩む事だろう。むしろ、増える可能性すらあるペンである。※ちなみに、このペンの各色を集中してコレクションする者もいる。全色コンプとか。

 

 →拙作:ラミー、サファリ(LAMY safari)万年筆を購入。その購入経緯と同機。 - 爪の灯

 

 【2本目、<基軸・土台> セーラー プロフェッショナルギア 黒軸 銀トリム Mニブ(中字)】

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 2本目はコレ。本体定価2万円(税抜き)。消去法ゆえの選択。

 ①国産万年筆である事

 ②21金ペン先を持つ事

 ③嫌味が全くない事

 という部分に絞って解説しよう。

 

 まず、①であるが、日本にはプラチナ万年筆、パイロット、セーラーという、世界で戦える万年筆メーカー(文房具メーカー)が存在する。せっかく母国で超優秀な製品があるのだから、体験しておこうよ、というのが理由。舶来でも良いのですが、1本目のサファリが「鉄ペン」ゆえ、グレードアップとして「金ペン」である事ははずせない。舶来で金ペンを見繕うと途端にお値段がはねる為、国産ペンを楽しみつつ、金ペンを体験するという寸法である。

 

 で、各社1万円台の超優秀な「入門機」を揃えているが、あえてその上のグレードを選択する。その最大のメリットが②21金ペン先が選べる事だ。

  

 現在、21金ペン先で遊ぼうと思ったらセーラーしかない。この時点でメーカーが確定する。また、21金ペン先は定価1万円台じゃ選べない。ここから消去法になるのだが、まずプラチナのペン先は、おそらく万年筆を趣味として邁進していくとどっかで当たる。セルロイド製の万年筆とか、木軸万年筆とか同社のラインナップにあるけども、そこで使われているペン先とかぶる可能性が考えられるのだ。

 

 次いでパイロットだが、このメーカーも多分、今後当たる。カスタムという優秀機がある為、もう少し発展したら多分当たる。個人的に、モンブランの対抗馬(カスタムの上位機種)として当たる気がするので、「いずれは」という感じ。あと、変態的なペン先(フォルカンニブ等)が存在する為、そっち方面に振れる可能性があり、このへん、代替品が無い為、これもいずれ当たると思い、除外した。

 

 で、件(くだん)のセーラー、プロフェッショナルギア(以下プロギア)である。

 

 まず形。ベスト型という、両端の丸みを切り落とした外見。コレが良い。両端の丸みを残した形をバランス型というのだが、これは最高峰でモンブランや前述のカスタム等と個性を同じくする、平たく言うと、後々かぶる可能性がある為、差別化として。で、トリム(中央のリング金具)は銀。これ一択。このザ・万年筆という形、雰囲気を大切にしたい。初っ端、金トリムは抵抗あると思うので。色は黒軸。これも迷う必要は無い。

 

 狙いは何か?③としての「どこでも使える嫌味の無いペン」である。自宅利用ならいざ知らず、会社での利用になると見た目に気を使わなくてはならない局面が出てくるだろう。そういう時、この超落ち着いた見た目が猛威を振るう。なんせ、相手方に嫌な思いを抱かせる要素が皆無だからだ。同様の雰囲気を持つペンの最高峰としてモンブランがあるが、アレは有名すぎる。そして、値段が高い高級品であるという「イメージ」の刷り込み力も高すぎて、ザ・ベーシックながらも嫌味と取られる可能性があるが、コレにはそれが無い。ベーシックながらもじじむささを感じさせないハイレベルなデザインだと思います。

 

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 ペン先もセーラーにしか無い21金ペン先。②の項目ですね。21金ながら、ペン先に銀色の塗装(ロジウム鍍金のバイカラー)ゆえ、程よい高級感を残しつつ、嫌味っぽさを全面カット。そして、ラミー(というか鉄ペン全般)を1本目で使っているならば確実に分かる「やわらかさ」。ああ、これが金ペンの、万年筆のやわらかい書き味かぁというのを存分に堪能できる。

 

 個人的にはセーラー嫌いじゃない(むしろ好き)なんですけども、他の2社、パイロットやプラチナと比較して、発展期に買いたいなと思うラインナップがあまり充実していないこともこの段階での購入を勧める理由。パイロットの変態ニブやカスタムブランド、プラチナのおもしろ軸や素敵機能(スリップシールとか)なんかと比較しちゃうと押し出しが弱く、この機会を逃すと体験する機会無いんじゃね?と思ったわけだ。ちょっとラインナップが玄人よりすぎやしませんかね??万年筆のファンブログめぐっててもあんま同社見ないしね。

 

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 想定用途的に字幅は中字(Mニブ)以外ありえない。基本、土台としての1本であり、ここを安定させることで後々買うであろう舶来の高いやつで冒険が出来るようになる。また、最初に買ったラミーのサファリと比較して、国産と舶来、もっと言うとメーカーごとの字幅の「差」を実体験できる。

 

 国産の強みとして、品質管理のレベルが高いということもあり、通販で買っても比較的安心という点も無視できない。

 

 ここで土台となる1本を据える事で、万年筆の会社での運用が安定し、初心者時代が終わりを告げることになるだろう。

 

 ※モンブラン、モンブラン言ってるけども、やっぱり欲しくなるもので。この1本、ぱっと見、キャラクター丸かぶりしているように見えるけども、比較すれば比較するほどに違いが明確になるため、最高峰にして究極の目標の一つである、モンブランのマイスターシュティック購入の邪魔にならないというのも良点である。

 

 参考→セーラー万年筆、『プロフェッショナルギア』解体新書!SAILORプロギアの超レビュー! - 爪の灯

 

 【3本目、<発展・趣味> アウロラ オプティマ 青軸 金トリム EFニブ(極細)】

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 3本目。ここまで来るともう何でも良いのだが、選び方の参考として挙げる。それが、アウロラ社、モデルオプティマ、青軸である。

 

 2本目で基軸ができている為、もう何買っても問題ない。趣味全開で行きたいところである。であるからして、この項では「何でこれ選んだの」という理由を語りたい。

 

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 要約すると「ファッション100%」である。満たされる所有感ハンパナイ。

 

 ①イタリア製

 ②イタリア最古のメーカー

 ③アウロロイドという同社のオリジナル素材

 ④リザーバータンクという独自機構

 ⑤本格万年筆の証である吸入機構

 ⑥エボナイトペン芯

 ⑦自社でペン先を作る稀少なメーカー

 

 スペックだけでこれ。この時点で他に代わるものが無いレベル。コレに加えて、なんと言ってもこの見た目。やっぱりですね、万年筆の魅力の最たるものの一つだと思うんですよ。こういった華やかさは。で、質実剛健のドイツ製や日本製じゃ出せない「色香」を感じたわけですよ。

 

 これも定番商品なんですけども、いわゆる「かぶり」に対して強く、高級万年筆で押しだしが強いものといったら、ペリカン社のスーベレーンとか、モンブラン社のマイスターシュティックとかですが、ぱっと見、それ以上の押し出しの強さを持ちつつも、あまりかぶらないマイナー感。恐らく、直接のライバルとしては、デルタ社のドルチェビーダ(ヴィータ)なのでしょうが、あちらはコンバーター式と、3本目で高いの買うなら吸入式が良いんだい!という希望にマッチしないわけですよ。

 

 ちなみに、現時点でマーブル模様系4色展開(青、赤、緑、白黒模様)であるが、 1本目からこのエントリどおりの買い物をした場合、どれ買っても色かぶりは無い。

 

 関連→アウロラ オプティマ解体新書(aurora optima)!愛してやまないイタリアペンの超レビュー! - 爪の灯

 →名古屋大須のペンランドカフェでオーダーしたコードバンのペンシース(1本挿し)を受け取ってきた話。アウロラ、オプティマ専用!希望通りの色で仕上がっていて満足じゃ! - 爪の灯

 

 ここまでの全体感としても、ラミー、セーラー、アウロラでそれぞれ、

 ①ドイツ製、鉄ペン、嵌合式、チープ

 ②国産、金ペン、特殊21金ペン先、スタンダード

 ③イタリア製、派手軸、高級品、吸入式、特殊機構つき

 という感じでキャラかぶりが無い。みんなちがってみんな良いというヤツである。※バランス型がいない!!!

 

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 こっから先はペリカン社のスーベレーンの限定品に手を出してみたり、スケルトン万年筆試してみたり、モンブラン社のヴィンテージ買って見たり、インク増やしまくってみたりと、ずぶずぶ沼にはまっていけばいいと思います。

 

 まー、どこまで突っ込むかはその人次第ですけども、せっかく興味をもたれたのですから!最初の1本としてのラミーくらいは買ってみて、「万年筆を使った」という経験を積むのがよろしいかと思います。3千円で試せる事としては上質かと。その上で、合えば続けていけばよい。

 

 そういう話でございます。

 

 →参考拙作:"万年筆" - 記事一覧 - 爪の灯

 

 →参考ブログ※私がよく巡回しているブログ。

  ちゃんネルDays→ノートや手帳とのあわせ方が参考になるブログ。

  夜の果てへの旅→買いっぷりがすばらしく、沼について思いをはせる。

  文房具の虫→きわめて丁寧なレビューのブログ。  

  黒猫陛下の書斎→ペンクリニックや古典インクなどの事がわかりやすく書かれているブログ。

 

 

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セーラー コンバーター 一般用

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